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サルトルは「人間は自由の刑に処せられている」と云いましたが、何をしていいか分からないのが実際の人間です。
実存主義で言えば、今の在り様が現実の存在、だから実存なのですが、その自由さを持て余す、本質を追求なのか目的を追求なのか彷徨うが現実でしょうね。
だからこそ、偶然信奉者が多いのでしょうけど、良くある出会いに例えれば、バッタリ合コンで会った、でもその場で二人が会うためには、その場に行ける時間があった偶然、合コンを企画した人を知っていた偶然、その会社や大学に入った偶然、恋人がいなかった偶然、いつになく気力が湧いた偶然などなど、多くの偶然と言うか伏線的な事理が重なり合い到達した結果、それを包括して偶然と称すればそうですが、多くの事理を思えば必然と言えます。
但し事理と言うかそこまでの出来事や選択は偶然であり、偶然の重なり合いが必然と言えるのでしょう。
ある素晴らしい出来事、人生を豹変させ運命を感じるような出来事までは、全くその時点では将来を暗示する様な事でもなく、もしかすると退屈でつまらない事の繰り返しでも、それがなければ縁の作用はないと言えます。
必然と言うと、どんな道を通っても最後はここに来る的発想ですが、それは因果の法則です、因果は直線的で脇道なしの一直線、縁は一杯の脇道を選んで更に選んで来たらここだった。
脇道を通っても、どこに出るか分からなくても、人間は物と異なり代替え品はないのです。　貴女の代替えはなく、インクが無くなったら取り替えて使えるわけではないです、だからどんどん行きましょ。　
自由とは、何をしていいか分からないではなく、自分を作り上げる創造ではなく、如何に現実の自分への抑圧を開放するかではないでしょうか。

相田みつをさんの名言は様々ある、個々で好きなものも異なるでしょう。
「毎日毎日の足跡が　おのずから人生の答を出す　きれいな足跡には　きれいな水がたまる」
何一つ難しい言葉ではないけど、重い言葉だって思う。
心の残る言葉や心ゆらぐ言葉は、波動をだし脳波に心地良さを残す、お経もそうだし、歌もそうであると思う。
宮沢賢治氏の「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はありえない」どこで境地を開いたか分かりませんが、真なりです。
人はどうやって生きるかに関心がありますが、どうして生きるかへは関心が薄い時が多い、お経を唱えながらいつも思う、神様は「命は尊いが、命は利用するもの」
無難とか人並みとか関係がない、相田みつを氏の「わたしがこの世に生れてきたのは、わたしでなければできない仕事が何か一つこの世にあるからなのだ。それが社会的に高いか低いか、そんなことは問題ではない。」のようなことをお経を唱えると言われる。
知識や金も無駄に溜め込み、使えない、地球規模で命も考えられる、そんな境地へさらに修行をと思う。
思う心境は、宮沢賢治氏の「悲しみは力に、欲は慈しみに、怒りは知恵に導かれるべし」

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